とある物書きの日常

さよならの準備が足りない。

月に吠えらんねえ




清家雪子
アフタヌーンKC

私の中ではびーえるじゃないけど
びーえる苦手なひとにはおすすめ出来ないなあっていう漫画でした

作品から抽出した作家像みたいなそういうものたちがひとつの町に暮らしている
その空間はなんともまともででも奇っ怪で可笑しくてあたまが狂いそうなんだぜ、みたいなおはなし

「あの人に虐められると夢が膨らむ」
「あの人に認められると文字が紙にぴたっと吸い付く…」

「でもこの人の病的な詩をなにより愛する僕としてはもっと見ていたい気持ちもある」
「もっとめちゃくちゃに病んでそれを言語化してほしい」


作品を「孕む」という感覚はすごくわかるのでドツボにはまる表現者いっぱいいそうって思いました
出さねばならないって言って喉に手を突っ込んで吐き出そうとするけど
それってきっと違うのだろうなあ なんて

あとすごくどうでもよくてあけすけな話をすると
朔くんの面がひじょうにこのみです