とある物書きの日常

さよならの準備が足りない。

スワロウテイル序章/人工処女受胎


続きもの



本を読むのはそんなに遅くはないと思うんだけれども次のに手をつけるまでに時間がかかってしまうのが悩み
という訳でスワロウテイルシリーズ三作目です
一旦過去へと戻った短篇集
やはりなんと言いますか
籘真千歳先生のあたまのおかしさ(褒めてる)がとてもすきだなあと思った一作です

それらすべてが、たったひとつの意味に繋がり、たったひとつの気持ちで説明できてしまう。
(私たちは、幸せになるためなんかに生まれてきたんじゃない!)
 親は子に幸せになって欲しいと願う。友は友の幸せを願う。人の社会は誰もが幸せになれるようにという切なる人々の願いが集まっている。だが、その矛盾に今までどうして気がつけなかったのだろう。
(たとえ、不幸になるとわかっていても)
 それでも私たちはきっと生まれてくる。
(たとえ、過ちを犯し誰かを傷つけると決まっていても)
 それでも私たちはきっと生まれ出ようとする。
(悲しい責任を背負い、呪われた人生を歩むと運命づけられていても)
 それでも私たちは生まれることに躊躇しない。


あとはなんか久々にあけすけなもえ要素を見た気がします
最近何を読んでたんだろうなってちょっとだけ思いました

おもしろかった!